昭和の街で食べて飲んで楽しんで東日本大震災の復興支援〜うんめぇ祭〜

, , ,

取材・記事 白井紀行

 

冬らしい厳しい冷え込みとなった12月9日(日)の蓮馨寺前。

ちんどん屋さんが鐘や太鼓を打ち鳴らし昭和の街らしい賑やかな演出。

 

この日、昭和だヨ!全員集合『東北の元気が出る うんめぇ祭』が開催されました。

東日本大震災復興応援を目的としたイベントです。

これに先立ち12月3〜9日の昭和の街では「食ってけさ、東北のうんめぇもん」も開催。

東北の食材を使ったコラボメニューも10店舗以上で提供されていました。

 

参道では尚美学園(檜山ゼミ)の学生たちが呼び込み。

 

そして、受付と寒い中、頑張っていました♪

 

東日本復興写真展「あの日の記憶を忘れない」

講堂では、震災直後やその後の様子を記録した写真の展示。

 

2011年3月11日の東日本大震災から早7年。

被災地から離れた場所にいるとどうしても当時の記憶は薄れつつある。

写真を見るといかに大きな震災だったかということが分かります。

 

昨年はビートルズの音楽で復興を支援する「ビートルズのチカラ」が開催されました。

そのポリシーを引き継いだのが、「うんめぇ祭」です。

 

境内にもその活動を紹介するブースが設けられていました。

 

昭和の子どもあそび大集合

講堂の入り口と中に設けられた昭和の子ども遊びを楽しむコーナ。

 

表では縄跳びやコマ回し、シャボン玉、中ではけん玉など。

尚美学園大学のスタッフらが子供たちと一緒に遊んでいました。

 

その傍でKATOYANのマジックショー。

 

食ってけさ、東北のうんめぇもん

「うんめぇ祭」の目玉は「東北の食」を食べて応援すること。

境内には東北の食材を使った出店が数多く並びます。

売上の一部は東日本大震災の復興支援のため寄付されます。

 

COFFEE POST

三輪車が珈琲ショップの屋台。そのオシャレな外観も話題のCOFFEE POST。

川島さん、関原さんのお二人が福島県いわき市の出身ということで出店。

 

珈琲の美味しさともあって固定客も増えつつあるそうです。

出店場所は大体決まっていますが、時には、今日のように出張も。

あらかじめFacebookで確認することをおすすめします▼

https://www.facebook.com/coffeepost46/

彼らがどんな思いでCOFFEE POSTを始めたかは、こちらをご覧ください。
https://kurabito.fund/newproject/project5/

ハリウッド化粧品

六本木に本社を構える「ハリウッド化粧品」

岩手県陸前高田の椿油を使った気仙沼ボディクリームの販売。

 

あみ印食品工業

ハリウッド化粧品とともに協賛している「あみ印食品工業」。

女子栄養大学監修の葉酸生活の販売。

 

小江戸川越堂

大正浪漫夢通りで川越タルトを店頭販売して人気の「小江戸川越堂」。

 

この日の一品は、サンダーアンダギーに餅とアンコを詰めた餅アンダギー。

 

もつ煮一番

鴻巣市に実店舗を構え、キッチンカーで埼玉の各地にも出没の「もつ煮一番」

 

寒さもあって、温かいもつ煮は魅力的ですね。

 

PaPa bob

キッチンカーで焼きたてピザを提供しているのは坂戸から来た「PaPa bob」

 

蓮馨寺や中華料理北京(石原町)、明治安田生命第二ビル(脇田本町)に出店。

Twitterで場所を案内しています ▶︎https://twitter.com/papabob_

 

ピザは木材を再利用したペレットを燃料にした石窯焼き。

直径27cmと大きいので家族みんなで囲んで食べる姿が楽しそうでした。

 

前田美豚

福島県南相馬の名産「前田美豚」や「福島牛」の炭焼き。

肉を燻した香ばしい煙があたりを漂い、食欲中枢を刺激します。

 

「取材するなら食べてみないとダメだよ」との声にも誘われて購入。

 

初めて食べた前田美豚。とても柔らかくて脂に甘みがありました。

お店の人の話では、トンカツにも最適なのだそうです。

 

隣では、前田美豚入りの焼きそばがてんこ盛り。手際よく盛り付けられていきます。

 

ワインスタンドポン!

ここからは昭和の街のお店が並びます。

東北ワイン各種を提供していた「ワインスタンドポン!」

店主の佐藤さんは2015年に取材させていただきました▼

テーブルの上ではミオカザロ特製の長〜いソーセージ入りおでんがグツグツ。

 

米沢牛の贅沢牛丼、三陸直送の牡蠣チャウダー、稲庭うどんと充実のメニュー。

 

彩乃菓

蓮馨寺の参道沿いに店を構える「彩乃菓」では2種類のどら焼き。

 

好評の「和栗モンブラン」と、この日ならではの「岩手の紅色りんごどら焼き」

 

そして、キツネ色の焼き目が入った芋羊羹。バターを付けて。

 

ホットサンド専門店「ラフォア 」

深緑のシトロエンH型トラックが目印の「ラフォア 」。

看板商品のホットサンドの数々(特にサーロイン牛はオススメです!)

 

串に刺さっているものが気になったので買い求めました。

福島発祥のかりんとう饅頭風串(白いのは豆乳味)。

一口サイズの小ぶりでさっくりとした歯ざわり、お茶請けにぴったしでした。

 

福々スタンド

おにぎりとワッフルと小腹を満たすのにぴったりの「福々スタンド」。

 

三陸産のタコを使った「たこ飯むすび」に「岩手りんごの米粉ワッフル」

 

さらに、土麦、Cafe1g、麺屋MANI、ピッツェリアロッコからの出前を受付。

今までイベント出店が難しかった店舗も参加できるようにした初めての試み。

商店街が一体となっているのが良いですね。

 

トシノコーヒー川越店

川越のイベントには欠かせないお店「トシノコーヒー」

 

この日も一杯一杯、丁寧にドリップした美味しいコーヒーを提供。

店舗では「ずんだスープ」を販売していました。

 

大黒屋食堂

「川越昭和の街の会」代表、岩澤さんのお店「大黒屋食堂」

 

三陸産の牡蠣を使った「牡蠣飯」と宮城県の郷土料理「はっと汁」を頂きました。

 

「はっと」は、小麦を練って熟成させた生地を薄く伸ばして茹で上げたもの。

醤油仕立ての汁に根菜がたっぷり、「はっと」のツルンとした食感が心地よい。

寒い日にはこういう温かい汁物は最高ですね。

 

お酒や温かい飲み物と一緒に様々なメニューでお腹を満たしていました。

昭和の街のイベントは、いつもどこかのんびりとした雰囲気に包まれます。

 

ステージイベント

ステージでは「昭和JUKEBox」と題した音楽イベントが行われました。

12時からのオープニング。はじめに、蓮馨寺の粂原住職の挨拶。

 

「美味しいものをたくさん食べて楽しんで」と岩澤さん。

 

第一部 昭和歌謡ヒットパレード

ロックでノリノリの「お弁当箱の唄」で一躍有名になった郷ひろし&友美。

ベテランの貫禄とパワフルな動きで観客を湧かせていました。

 

この後も、昭和歌謡のライブ、そして、第2部ではOh!寺deディスコと続きます。

が、記者は所用のためここで会場を後にm(_ _)m。

J:COMのディリーニュースでは、盛り上がる様子が映し出されていました。

 

東日本大震災から7年経てば被災した人、復興に関わる人。

当事者でなければ記憶が薄れるのは否めません。

昭和の街のような賑わいが戻るようにイベントを通して応援したいですね。


INFORMATION

チャリティー昭和だヨ!全員集合
『東北の元気が出る うんめぇ祭(フェス)』

【開催】平成30年12月9日11:00〜18:00

【場所】蓮馨寺(川越市連雀町7-1)

【主催】川越中央通り「昭和の街を賑やかに楽しくする会」

【協力】尚美学園大学、「ビートルズのチカラ!」埼玉支部

【協賛】あみ印食品工業株式会社、ハリウッド化粧品

【FB】https://www.facebook.com/events/2380382595323615/

川越市連雀町7-1