心地良い夜風に吹かれて街歩き〜食と音と灯りの融合 Kawagoe REMIX 2018〜

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取材・記事 白井紀行

 

「食」と「音」と「灯り」のキーワードに川越の夜の街を楽しむ「Kawagoe REMIX」。

例年は11月初旬にだったのを今年は、2ヶ月の前倒しで開催。

9月8日(土)に細君を連れ立って、街へと繰り出しました。

本川越の観光案内所で蔵まちバルチケットを購入♪

 

Kawagoe REMIX「食」〜蔵まちバルを楽しむ〜

花むすび

「食」「音」「灯り」をどう組み合わせてどう楽しむかは人それぞれ。

なので、まずは、腹ごしらえ「食」で攻めてみることに。

1軒目は三井病院の裏にある「花むすび(川越市連雀町22-18)」。

 

蔵まちバルの参加には3枚綴りのチケットを2,100円(前売りは2,000円)で購入。

チケット1〜2枚で、フード+ドリンクがセットの特別メニューが頂けます。

パンフレットに載っていたメニューはトマトバジル漬けまたは鶏バジルの2種類。

店に入ればさらにフードメニューが充実していて、これは嬉しい♪

 

お店オススメのシソサワーとレモンサワーで紅白にしてみた。

 

トロリとしたオムレツとひきわり納豆の風味が溶け合わさった納豆オムレツ。

細君が「美味しかった!また食べたい!」と翌日に至っても絶賛の味でした。

 

鶏バジルは柔らかくてジューシーな鶏肉。

塩気のあるタレがかかったレタスとともに食べると絶妙です。

花むすびの女主人さんも昼間にバルを巡ってきたそう。

店内には昭和歌謡が心地よく、ついつい長居をしてしまいました。

 

ほろ酔い気分でぶらりと大正浪漫夢通り。イルミネーションが夜の始まりを告げます。

 

川越商工会議所もライトアップされて夜の装いに。

 

一番街の南の入り口、仲町交差点を渡って、

 

ビストロ岡田

2軒目は仲町交差点から歩いてすぐの「ビストロ岡田(川越市仲町7-13)」

リーズナブルな価格で本格欧風料理が食べられる川越の有名店。

 

この日の提供はバルメニューのみ。

思わず頼みたくなる魅力的なメニューが4つ並びます。

 

エスカルゴとクリームコロッケの盛り合わせ。

揚げたてのコロッケの中には滑らかな食感のクリームが舌を喜ばせます。

 

そして、モツ煮込みビストロ風夏野菜添え。

僅かな弾力を感じながらサクリと噛み切れるくらい柔らかく煮込まれたモツ。

野菜の旨味が溶け込んだスープ。もちろん最後まで飲み干しました。

食べている間にも次々とお客さんが来店して、常に満席の状態。

昨年開催された第1回川越蔵まちバルでランキング第一位に選ばれただけあります。

 

大黒屋食堂

仲町交差点に戻って少し南下。

川越昭和の街にある「大黒屋食堂(川越市仲町5-2)」

 

蔵まちバルのメニューは「小鉢ずし」。

漬けハマチやアボカド、卵などで彩られ、いい具合にお腹も膨らみました。

 

 

Kawagoe REMIX「灯り」〜ライトアップを楽しむ〜

外に出るととっぷりと日が暮れ、頰を撫でる風が気持ち良い。

さあ、夜の街へと出かけましょう。

 

先ほど通った川越商工会議所のライトアップがさらに映えます。

 

旧山崎家別邸へ

やってきたのは、「旧山崎家別邸(川越市松江町2-7-8)

 

客間でプロジェクションマッピングが行われていました。

四季を心象風景のように綴った影絵が障子に映し出されます。

 

この家で育った女性が伴侶と出会い幸せになっていくストーリー

 

今年が初めての試みだそうで、是非、来年も期待しています。

 

普段は入れない母屋の2階も特別公開されていました。

 

当時の雰囲気のまま残された寝室。

 

2Fから庭園を見下ろせばハート型に象られたロウソクの灯り。

ここに来た人しか分からない上手い演出ですね。

 

こちらは1階の応接室。夜の方が当時の雰囲気を感じさせます。

 

灯りには桜の文様が!これは、昼までは中々気づきません。

設計した保岡勝也氏の細やかな心遣いが伝わって来ます。

 

玄関から庭を眺めれば、幻想的に揺らめく無数のロウソク。

 

心地よい風に当たりながら鐘つき通りまでやって来ました。

日中は大勢の観光客で賑わう通りも、ひっそりと静まり返っています。

 

川越のシンボル「時の鐘」

なんとも、不思議な雰囲気の写真となりました。これも夜ならでは。

 

埼玉りそな銀行

一番街にある洋風建築の「埼玉りそな銀行(川越市幸町4-1)

ブルー、グリーン、オレンジ、そしてツートンカラーと表情を変えていきます。

 

こんな遊び心も見つけました。

 

Kawagoe REMIX「音」〜Kawaoe Live〜

気づけば8時前。蓮馨寺のライブになんとか間に合いそう。

 

ビールやおつまみを販売するテントが立ち並び賑わう蓮馨寺の境内。

 

イケメン3人組「EcKoto」による箏は、繊細かつダイナミック。

 

ビールを片手に演奏に酔いしれる大勢の観客。

 

こうして、「食」と「音」と「灯り」を堪能した「Kawagoe REMIX」。

9月は川越の夜を楽しむにはぴったりの時期なんだと感じました。

 

川越市駅への道中、蔵まちバルに参加しているお店には大勢のお客さんの姿。

来年もぜひ参加したいなと、大満足な気分で家路へと着きました。


INFORMATION

食と音と灯りの融合 Kawagoe REMIX2018

【開催】平成30年9月8〜9日(蔵まちバルは6〜9日)

【場所】蓮馨寺、養寿院、一番街の周辺

【主催】食と音と灯りの融合実行委員会

【HP】https://kawagoe-lightup.info/

【FB】https://www.facebook.com/kawagoelightup/