世界に伝えたい!日本の素晴らしさ・日本の魅力~「第2回英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越」

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「世界に伝えたい!日本の素晴らしさ・日本の魅力」をテーマに6月10日(土)、「英語の通じる街」実行委員会主催「第2回英語でニッポンを語ろう!コンテスト in川越」がウエスタ川越で開催されました。

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この「英語の通じる街」実行委員会は、川越を英語と心が通じる街にすること、そして川越をモデルケースにし、日本各地に英語の通じる街を増やすことを目的に、2013年に川越の地元企業の経営者を中心につくられました。

 川越を愛する人たちが、英語というコミュニケーションツールを通し、川越を訪れる外国人観光客をもてなし、そして「英語の通じる街・川越」として世界に川越を発信する、そんなきっかけの1つとなることを目的として、今回のコンテストが開催されました。

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どれだけ上手く英語が話せるかという英語の能力だけを競うものではなく、自分自身が感じる日本の素晴らしさを「伝えたい」というおもいや、メッセージ性も審査基準となります。

それでは、どのようなプレゼンテーションが繰り広げられたか、熱戦をお届けしたいと思います。

 

‖ ハイレベルな戦い

コンテスト当日は、事前の動画審査を通過した21組のスピーチが披露されました。

審査員の方々も「全員に賞をおくりたい」と何回も語られたように、英語のレベルも高く、皆さんそれぞれが工夫を凝らしたプレゼンテーションの数々でした。

川越第一小学校6年生の青木さんたちは、外国人の転入生がやってきたという設定で、日本のアニメを通して友達になっていく過程を寸劇で披露してくれました。

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泉小学校の山本さんは、「I Love Kawagoe」というテーマで、自分の好きな川越ベスト5を披露してくれました。川越にずっと住んでいる自分も、改めて驚かされる知識を雄弁な英語で語ってくれました。こんな可愛いガイドに川越を案内してもらえたら、日本人でも外国人でもとても嬉しいですね。

芋太郎の焼きいもおにぎり。ちなみにベスト1は「時の鐘」でした

短い言葉の中に宿る、日本人の心や美しさについて語ってくれたのは、福井県の高校から参加してくれた石丸さんと、勝美さんです。

また、競技としてのかるたの魅力についても実演で披露してくれました。

スクリーンに日本語も映るので、英語が苦手な方も安心して参加できます

今回、最多の人数で出場されたのは川越女子高等英語部の皆さんです。

日本人の好きな「桜」をテーマに、桜にまつわる歴史を寸劇を交えて披露してくれました。

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川越市在住の佐藤さんは、他の皆さんが川越の中心街や、日本の魅力をテーマとして取り上げる中で、「Miracles in ISANUMA伊佐沼の奇跡」と伊佐沼に咲く古代蓮のお話を語ってくれました。

最近、伊佐沼に蓮が綺麗に咲くようになったな、と呑気に思っておりましたが、「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の努力があってこそのものだと知りました。

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JR職員の方は英語による発車のマイクパフォーマンスから始まりました。

日本が世界に誇る新幹線や電車の、①速さ、②安全性、③正確性について語ってくれました。

「確かに、海外に旅行に行くと電車の運行が時刻表通りに進まず、旅行の計画が立てにくいと感じますが、時刻表通りにくる日本の電車は、海外からの旅行者にとってとても利便性が高いものだと改めて感じました。

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なんと甲冑姿で出場されたのは、川越経済新聞の方です。

外国人観光客に対しての取材体験などについてお話をしてくださいました。また、ご自身が身にまとっている甲冑も、予約をして川越の街なみを歩くことで、実際に日本文化を体験し、思い出に残すことができるそうです。

「着物の街川越」としても、現在着物で川越を歩く人の姿が当たり前のように感じてきましたが、甲冑姿で川越を歩く人の姿も多くなるかもしれませんね。

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‖ ジュニア部門優秀賞は誰の手に!?

昨年は中学生~高校生を対象としていましたが、今年は小学生まで対象を引き下げたところ、小学生から続々と応募があったそうです。

最年少参加者は現在小学4年生の9歳です。

ジュニア部門出場者の皆さん

大人顔負けのプレゼンテーションを披露する強豪揃いのジュニア部門の中で、見事部門賞を獲得したのは、なんと岡山県から参加した小学4年生の林浩輝君でした。

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林君は「Welcome to Japan!ようこそ日本へ!」というテーマで、自分が大好きな日本の歴史について会場にいる皆さんに語ってくれました。

歴史なら何時間でも話すことができる!ということでしたが、残念ながら制限時間は4分ということで、川越にも縁が深い徳川家康について、小さな身体を大きく身振り手振りを交えてその魅力を伝えてくれました。

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9歳とは思えない英語力と、おもいを伝えたい!という熱意が会場の皆さんの心にしっかりと届いた結果だと思います。

はるばる岡山から参戦してくれた林君の頑張りに対し、是非林君の住んでいる岡山にも遊びに行ってみて下さい。

 

‖ 一般部門優秀賞は誰の手に!?

18歳以上を対象とした一般部門では、大人の知恵がめぐらされたプレゼンテーションが目立ちました。

一般部門の出場者の皆さん

その中で見事部門賞に輝いたのは、「RAKUGO~Find your “Happy life”~落語で見つける幸せな人生」を発表した中山綾子さんです。

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実は落語を聞くのは初めてでしたが、日本独自の落語のリズムや言葉をうまく英語に変換し、英語で聞きながらも落語の良さが失われず、会場から笑いが何回も起こりました。

きちんと高座も設置しました

中山さんは、落語は人に笑いを与え、そして人生を応援してくれる話がある!と会場の皆さんに語っていました。

落語は日本が誇る文化であること、そして、その素晴らしさは英語に置き換えても通じることだと気づくことができました。

 

‖ 商業・サービス部門優秀賞は誰の手に!?

今年初めて新設された商業・サービス部門。鉄道会社や銀行、新聞社など、仕事に携わっているからこそ感じる、英語の必要性を語ってくれました。

商業・サービス部門出場者の皆さん

この部門で優秀賞を獲得したのは、武蔵野銀行に勤める増田祐介さんでした。

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「Your Local Financial Institution in Saitama武蔵野銀行埼玉県の地方銀行」をテーマに、自身が留学した際に、海外での口座開設の難しさを語ってくれました。

口座開設もそうですが、日本で当たり前に行うことができていたことが、使用する言葉が変わるというだけで、大きな障壁となることに改めて気づかされました。

武蔵野銀行は、外国人も利用できるよう多言語にも対応しているそうです。

 

‖ おもいが伝わったで賞

この賞は外国人ボランティアの投票による意見も加わった上で選考された賞です。

外国の人からいかに「おもいが伝わった!」と選ばれたのは、一般部門に参加した加藤良二さんです。

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「Harmony through AIKIDO合気道で日本の和を伝えよう」をテーマに、加藤さんは大病を患った後に出会った合気道の素晴らしさを実演をまじえて伝えてくれました。

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迫力ある演舞に会場から拍手がわき起りました

力により勝敗を決めるのではなく、相手の力を利用して制し、勝ち負けではなく平和を目指す合気道の精神は、世界に誇れる日本の大切にしたい武道精神だと教えていただきました。

 

‖ 個性があふれていたで賞

この賞に輝いたのは、商業・サービス部門で「Once in a Lifetime Chance Midnight Communication一期一会 真夜中の会話」を語ってくれたタクシードライバーの堀江三郎さんです。

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堀江さんは、真夜中に自身のタクシーに乗車したイギリス人との20分の会話を語ってくれました。たった20分だけど、とても心に残った「一期一会」の真夜中の出会いを手品を交えつつ会場の皆さんに伝えてくれました。

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御年73歳の堀江さん。英語を勉強し始めたのは3年前だそうです。もし異国の地でタクシーに乗った時に、通じるはずがないと思っていた言葉が通じるということは、とても安心し、そして心に残る思い出になることだと思いました。

 

‖ そして最優秀賞は誰の手に!?

実は審査発表がかなり遅れた今回の選考。参加者の皆さん全員、英語も個性も伝える力もレベルがとても高く、正直どなたが賞に輝くか全く予想がつきませんでした。

そのような中、見事栄光に輝いたのは、一般部門で「What we Need is・・・今、私たちがすべきこと」をテーマにスピーチをした中塚順子さんでした。

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今回のコンテストでは、テーマである日本や川越の魅力を伝える人が多い中、中塚さんは日本人が抱く英語に対する苦手意識の改革を訴えました。

中塚さんは、昨年「私が川越を愛する理由」で「おもいが伝わったで賞」を受賞されましたが、その後、同じ人間でありながら英語に自信がないという理由で、困っている人を助けることができない、そんな問題についてメモをとっていったそうです。

ご自身が「普通の主婦です」と何回も話すように、英語は携帯のアプリを使って調べたり、テレビの英会話番組を視聴して勉強したそうです。

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東京オリンピック・パラリンピックに向けて「おもてなし」という言葉がありますが、伝えたい気持ち・助けたい気持ちがあるのに、英語力の不安で行動に移すことができなければ、「おもて=Face なし=Nothing」で「No Face」な人間になってしまうと会場の皆さんに語られました。

審査員の方々も、中塚さんのこの「伝えたい力」がとても強かった、ということで最優秀賞に繫がったそうです。

昨年、賞を受賞された方々は川越まつりにおいて、英語観光ボランティアとして200名の外国人観光客のおもてなしをされたそうです。

川越の街を歩いていても、目にする外国の観光客の数は多くなっていると感じます。川越市のホームページによると平成28年度に川越を訪れた外国人観光客は約17万人と、平成25年度の4万5千人から比べると3年間で4倍に増えています。

 また、2020年に開催される東京オリンピックでは、川越も競技会場の1つとなることが決まっており、現在よりも更に多くの外国人の観光客が川越を訪れることが予想されます。

このコンテストを通じて、日本や川越の魅力に改めて気づくとともに、表現をする場の必要性や、英語に対する苦手意識を低くすることなど、多くを学ぶことできました。

今回のコンテストを1つのステップとし、川越が英語の通じる街として、国際都市として世界にアピールできればと思います。

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取材・記事 kawa

 


INFORMATION

第2回英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越

【開催】平成29年6月10日(土)13:00〜16:00

【場所】ウェスタ川越多目的ホール(川越市新宿町1-17-17

【主催】「英語の通じる街」実行委員会

【HP】https://eigonomachi.jp/

【TW】https://twitter.com/kawagoe_eigo

川越市新宿町1-17-17

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