野草が美味しいランチに!食べる生き物調査(植物編)〜かわごえ里山イニシアチブ〜

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田んぼに生きもの賑わいを取り戻すため有機稲作に取り組む「かわごえ里山イニシアチブ」。

毎年の人気のイベント「食べる生きもの調査(植物編)」が5月20日に開催されました。

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講師は食楽風土(クラフード)の林鷹央先生です。

https://www.facebook.com/crafood

まず、耳を澄ませてくださいと鳥の鳴き声を聞くところから講義がスタート

‖ 食べる生きもの調査始まりました

高梨農園の敷地内ですぐに足を止め採取したのは「スギナ」

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筒状になっているスギナの葉の節のところから抜いてまた差し込む。

どこから抜いたかを当てる「スギナ遊び」を披露。

茎の節から抜く遊びもあるようです

ワンちゃんの散歩コースとなる道端は避け、真ん中のまだ開ききっていないスギナを摘みます。

スギナだけが密集しているのは採らないようにしてください(理由は後ほど)

アップルミントが密集して生えているのを見つけました。

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ハーブの一種で葉を擦るとハッカと青リンゴをブレンドした爽やかな匂い。

「ハーブティにしましょう」と若芽のところをで折って袋の中へ。

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用水路を渡って休耕田へと入ります。

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マメ科の植物「シロツメクサ」も花のところを食べることができます。

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一見、タンポポのように見えるのは「オオジシバリ」は、葉っぱを食べます。

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入間川の土手へと向かう道すがら、

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ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)を見つけました。

トンボも自然豊かな田んぼである指標のひとつです

アマガエルも見つけました。

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入間川の土手で採取するのは、

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これはどんなに植物に疎い人でも区別のつく「ヨモギ」

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こちらもワンちゃんの散歩コースは避け、できるだけ土手の奥のを採ります。

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こちらは「ヤブカラシ」。これは流石に素人では区別がつきません(^^;)

野草を食べるときには、図鑑などを鵜呑みにせず分からないものは避けるのも重要です。

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林先生が手にしているのは「カキドオシ」。ハッカのような香りがします。

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こんな風に草むらにたくさん生えているので時間いっぱい採りました。

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それぞれの収穫物を手に土手を下ります。

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‖ 野草を食べる際は除草剤に注意!

こんな風にスギナだけが生えているところは要注意。除草剤が撒かれていることがあります。

野草を食べるために採取する際は、そんな点も気をつけてください。

スギナは比較的、除草剤に強い植物

こちらはスギナも枯らす除草剤。今の季節にこの色を見るとギョッとします。

いわゆる冬枯れの色とは明らかに違いますね

こちらは除草剤の影響が顕著。上半分はマメ科のシロツメクサが生えてます。

しかし、下半分はそれが全く見当たりません。

ただ、「有機稲作でやればいい」とそう簡単に言えるものではありません。

除草剤を使わなければ人手で草を刈るしかなくこれは農家にとって大きな負担です。

ここでは、野草を食べるときの注意喚起のひとつとしてあげてあります。

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「この辺りが初雁の里になります」と代表理事の増田さんが紹介。

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畦にはストロベリーキャンドルが田んぼ一面に咲いていた名残。

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ゴールデンウィークの頃には、田んぼを真っ赤に染めました。

周りからもとても評判が良く、来年はもっと範囲を広げて蒔こうかと計画中だそうです。

窒素を固定するので田んぼを肥沃にします  (写真はかわごえ里山イニシアチブより)

子どもたちは虫やカエル採りに夢中。

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トウキョウダルマガエルがいるのも自然の豊かな証拠です。

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お昼を回ってお腹も空きました。さあ、場所を移して調理に取り掛かりましょう。

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‖ 野草を調理しましょう

場所は変わって北部ふれあいセンターの調理実習室。

すでに調理の仕込みが終わっていて、カレーのいい匂いが漂っています。

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本日、レシピを考案し、調理を指導してくれるのは、ヤスダ屋の安田花織さん。

【HP】http://yasuda-shikutan.com/

川越スカラ座のイベントでケータリングを担当しているのでご存知の方も多いのでは?

【参考】http://event.k-scalaza.com/?month=201503

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まずは、野草を綺麗に洗います。

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それを種類別に分けていきます。(カキドオシは葉っぱだけを使います)

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オオジシバリのサブジ(野菜の蒸し煮)

オオジシバリが少なかったのでここにヨモギを加えてさっと茹でて食べ易い大きさに切る。

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油を熱してクミンシードを2、3粒。爆ぜてきたところで賽の目に切ったジャガイモ投入。

ある程度柔らかくなったら、ヨモギを入れ、塩で味を整える。千切り生姜を乗せて完成。

野草でなくても春菊やセロリなど香りの強い野菜でもOK

カキドオシのヨーグルトサラダ

キュウリ、トマトは賽の目、紫玉ねぎはみじん切り。

生姜ミジン切り、ニンニクミジン切り、クミンパウダー、塩、レモン汁、ヨーグルトを混ぜる。

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ここに刻んだカキドオシを加えて和えます。

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スギナ焼き団子

スギナは細かくミジン切り

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白玉粉に塩と水を入れて耳たぶ位の固さにして、スギナを混ぜ入れる。

ピンポン球位の大きさに丸めて中に黒糖を入れて平たくする。

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フライバンで片面を焼き、ひっくり返して水を入れて蒸し焼きにする。

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ドジョウとマコモダケの梅干しカレー

子ども達が覗き込んでいるのは大ぶりのドジョウ。

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日本酒で酔わせた後は、塩、小麦粉をまぶして唐揚げにします。

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ご飯はココナッツとマコモの葉っぱで炊き上げました。

炊飯器を開けるとココナッツオイルとマコモの清涼な香りが広がります。

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‖ 料理ができました

本日はワンプレートスタイル。カレーライスにドジョウの唐揚げを乗せる。

そこにカキドオシのサラダとヨモギのサブジを添えます。

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カレーには乾燥させたマコモダケ入り。

マコモはさっと揚げたても美味しいかもしれません

スパイシーなジャガイモはホクホクに焼きあがっています。

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初めて食べるカキドオシは、口に入れると爽やかな芳香。

かなり細かく刻んだ方が口当たりが良いようです。

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マコモダケのパン

マコモダケを練り込んだパンも提供されました。

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紅花詰草(ストロベリーキャンドル)の酵素ソーダ

ストロベリーキャンドルを事前に摘んでおき、ハチミツに漬けて発酵。

できたシロップをソーダ水で割ります。

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甘くてさっぱりとした飲み物となりました。

ストロベリーキャンドルの写真とともに

‖ 田んぼがあればすべての栄養素が揃う

今日調理した野草について林先生が絵とともに解説。

今回はオオジシバリにヨモギを加えましたが、それはどちらもキク科だから。

カキドオシとアップルミントはシソ科なので香りがする。

そんな風に特徴を示されると実にわかり易いですね。

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食材にドジョウを加えたわけも説明していただきました。

田んぼではお米(=炭水化物)が作られる。ビタミンやミネラルは畦に植えた作物や野草から。

田んぼでドジョウや貝が育てば、そこからタンパク質が得られる。

生きものが豊かな田んぼになれば、全ての栄養素が賄える。

そんな風に考えて欲しいと結びました。

かつては、どこの田んぼでも真っ黒になるくらいドジョウがいたそうです

腸内フローラ」と「里山ハーブティー 」を歌って講義を締めました。

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理事の柏井さんからこれからの活動についてのお知らせ。

この記事の最後にもスケジュールを載せましたが、それ以外にも会員イベントがあります。

ご興味のある方は、是非、お問い合わせを。

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かわごえ里山イニシアチブでは、現在、クラウドファンディングを行っています。

「井戸掘りプロジェクト」に賛同する方は、支援、あるいは拡散のご協力をお願いします。

最後は、みんなで集合写真。

私たちと一緒に初雁の里を作りましょう!

取材・記事 白井紀行


INFORMATION

かわごえ里山イニシアチブ

【開催】平成29年5月20日(土)10:00〜16:00

【場所】高梨農園(川越市福田439)/集合場所

【HP】http://kawagoesatoyama.ciao.jp/

【FB】https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/

【CF】井戸掘りプロジェクトにご支援を ! https://faavo.jp/saitama/project/1715

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