えっ?ラーメンにきざみわさび!?〜中華そば こがね屋〜
前からかなり気になっていた「中華そば こがね屋」さんに初めて行きました。
なぜ気になっていたかと言うと、前々から事情通の友人から聞いていたこと。
そして、「こがね屋」というネーミング。
「こがね⇒黄金⇒黄金色のスープ⇒醤油ベースの澄んだ美味いスープ」
その名前から自分なりのイメージと期待を膨らませていました。
お店は国道254号線沿いにあるので、結構わかりやすいところにあります。
シンプルな暖簾にここの店主の自信を感じます。
店の入り口の近くには、「自家製麺」の看板とメニューの写真。
醤油ラーメン専門店かと思いきや、塩そばも用意されています。
ちなみに「つけめん」も醤油&塩でお客様をお待ちかね。
ランチ前?サービスで「味玉」サービス中との事。
各店個性の出る味玉をなんと無料でいただけるなんで!
暖簾をくぐると、正面には券売機があります。
そして右手にテーブル席が2つ、左手にカウンター席が見えます。
券売機のメニューに目をやると、予想より多くの種類。
空腹も手伝って躊躇なく「醤油そばチャーシュー」の食券を購入。
テーブル席はすでに埋まり、かろうじてカウンターの端が空いていたので着席。
いつものように店内をぐるりと見わたします。
厨房には店員さんが2名。
い次々と入る注文をリズミカルに一心不乱にこなしている印象です。
カウンターには最近すっかり定番になった「ゆずこしょう」の他に「きざみわさび」!?
そんな見慣れないものがあるではないですか!
元々「わさび」は大好物なので、非常にウェルカム。
だけど、まだ自分の中では「ラーメン」と「わさび」が直接結びつかない。
頭の中を「?」が飛び回っています。「ラーメン」に「わさび」???
ほどなくして姿を現したマイ・ヌードル!
茶系になりがちな色合いに、三つ葉のグリーンがほど良いインパクトを醸し出す。
脇役に海苔と風味付け白ネギ、メンマ、蛤、味玉。
そして真打のチャーシューがラーメンどんぶりにぎっしりと乗っています。
ちなみにこちらのチャーシューはまるでローストビーフのように柔らかそう。
そのボリュームも手伝って、記者の期待値は早くもMAXレベルに到達♪
ではまずはスープから。
その名前からイメージしていた黄金色よりは見た目少し濃い印象のスープです。
口に含むとまず魚介系の蛤のパンチのあるコクにアゴ出汁と動物系の鶏と豚のWスープ。
これが口全体にぱあっと広がります。醤油の塩加減がやや勝っている印象かな?
甘しょっぱい、でもまろやかな味わいってやつですね。
このWスープは初めての経験です♪
きざみわさびの意味を知る!
ここで気がつきました、先の「きざみわさび」の存在理由を!
蛤が入ることでWスープに魚貝系パンチが出る。
これに「きざみわさび」で、なんとも和風度が増します。
どの位加えるかはお好み次第ですが、実に奥深い「醤油そば」です。
麺は中太ちちれ麺
麺は中太ちぢれ麺でスープによくからみます。
この麺良く見ると、ところどころに全粒粉の黒っぽい点が見えますねぇ♪
程よいもちっとした触感と全粒粉独特の甘みと旨味の麺。
これは結構くせになります。
そして、真打ちのチャーシュー
麺の上に折り重なるようにしてその存在感をアピールしているチャーシュー。
これはブランド豚の「あわ雪ポーク」だそうです。
まるでローストビーフのようで柔らかくジューシー!
脇をがっちりと固める具材たち
アクセントにメンマと蛤がトッピング。どこまでも食べる者を飽きさせません。
そして味玉はしっかり味の染みたトローリ半熟。
これだけでごはん一杯は食べられるんのではないかと思いました。
手の込んだ一杯、ごちそうさまでした♪
作り手の方のお客様に美味しいものをお届けしたい。
そんな気持ちが手に取るように伝わる手の込んだ一杯でした。
食べるのはアッという間ながら、仕込みに相当時間をかけたことが分かります。
毎日製麺、スープ作り、具材調理とお仕事されているのでしょう。
魂の感じる一杯のラーメン、ごちそうさまでした。
次回は是非「塩そば」か限定メニューの「煮干中華そば」をいただきたい!
取材・記事 川越ウォーカー 編集 白井紀行
INFORMATION
中華そば こがね屋
【住所】川越市砂新田80-14
【電話】049-241-4110
【営業】11:00〜15:00/18:00〜21:30
【定休】水曜日